「すごいね、崎田君は……」
「え、何がですか?」
「私のこと、何でもわかってしまうんだもの。
私が秀哉を好きなことにも、すぐに気づいたし。
私の体調が悪いのも、私より先に気づいてた」
「あぁ……。
まぁ僕の場合、菜穂さんのことをよく見てますからね。
普通の人だったら、わからないんじゃないかな」
菜穂さんって感情のアップダウンが少なくて、いつも同じようなテンションの人だから。
「別に察して欲しいわけじゃないんだけど。
自分がすごくつらい時に、全然気づいてもらえないってきついものだね……。
ましてや、長い付き合いの人達に……」
そう言って、遠い目をする菜穂さん。
「菜穂さん」
「ん?」
「今日は僕、こんなに菜穂さんのお世話をしているんだから。
その見返りに、話してくれませんか?
菜穂さんがつらかったこと、全部……」
「見返りって……。崎田君は、それで何か得するの?」
「しますよ。だって、菜穂さんの話が聞けるんだから」
こういう言い方でもしないと、彼女はきっと人に頼ったりは出来ないはずだから。
僕の言葉に、少し口角を上げると。
彼女は静かに話してくれた。
先週の金曜日に起こった出来事を……。
「え、何がですか?」
「私のこと、何でもわかってしまうんだもの。
私が秀哉を好きなことにも、すぐに気づいたし。
私の体調が悪いのも、私より先に気づいてた」
「あぁ……。
まぁ僕の場合、菜穂さんのことをよく見てますからね。
普通の人だったら、わからないんじゃないかな」
菜穂さんって感情のアップダウンが少なくて、いつも同じようなテンションの人だから。
「別に察して欲しいわけじゃないんだけど。
自分がすごくつらい時に、全然気づいてもらえないってきついものだね……。
ましてや、長い付き合いの人達に……」
そう言って、遠い目をする菜穂さん。
「菜穂さん」
「ん?」
「今日は僕、こんなに菜穂さんのお世話をしているんだから。
その見返りに、話してくれませんか?
菜穂さんがつらかったこと、全部……」
「見返りって……。崎田君は、それで何か得するの?」
「しますよ。だって、菜穂さんの話が聞けるんだから」
こういう言い方でもしないと、彼女はきっと人に頼ったりは出来ないはずだから。
僕の言葉に、少し口角を上げると。
彼女は静かに話してくれた。
先週の金曜日に起こった出来事を……。



