それにしても……。
ここ一週間くらいの菜穂さんは、仕事を頑張り過ぎている気がする。
もちろん、いつでも頑張っているんだけど。
没頭し過ぎているというか、殺気立っているというか。
顔色もよくないことが多いし、なんだか細くなった。
菜穂さんを気にしつつも、必死に作業をしていたら、気がつけば12時になっていて。
昼食を食べるため、みんなが次々に作業部屋から出て行った。
だけど、僕はまだ作業を続けていた。
だって、菜穂さんがまだ一人で残って仕事をしていたから。
「あれ? 崎田君。もう休憩に入っていいのに」
僕に気づいて声をかけてくれる菜穂さん。
「そういう菜穂さんだって、もうお昼ですよ。ランチ行かないんですか?」
「……私はいいの。あんまり食欲ないし」
「夏バテですか?」
「まぁ、そんなとこ」
「だったら、なおさら食べないとダメですよ。
あ、そうだ。近くにインド料理のお店が出来たの知ってますか?
スパイシーなものなら入りませんか? 一緒に行きません?」
さりげなく誘ってみたけど、内心ドキドキしていた。
僕を警戒している彼女だから、きっと断られるんじゃないかと。
だけど。
「そうだね。行ってみようかな」
まさかのOK。
僕は、飛び上がるほど嬉しかった。
ここ一週間くらいの菜穂さんは、仕事を頑張り過ぎている気がする。
もちろん、いつでも頑張っているんだけど。
没頭し過ぎているというか、殺気立っているというか。
顔色もよくないことが多いし、なんだか細くなった。
菜穂さんを気にしつつも、必死に作業をしていたら、気がつけば12時になっていて。
昼食を食べるため、みんなが次々に作業部屋から出て行った。
だけど、僕はまだ作業を続けていた。
だって、菜穂さんがまだ一人で残って仕事をしていたから。
「あれ? 崎田君。もう休憩に入っていいのに」
僕に気づいて声をかけてくれる菜穂さん。
「そういう菜穂さんだって、もうお昼ですよ。ランチ行かないんですか?」
「……私はいいの。あんまり食欲ないし」
「夏バテですか?」
「まぁ、そんなとこ」
「だったら、なおさら食べないとダメですよ。
あ、そうだ。近くにインド料理のお店が出来たの知ってますか?
スパイシーなものなら入りませんか? 一緒に行きません?」
さりげなく誘ってみたけど、内心ドキドキしていた。
僕を警戒している彼女だから、きっと断られるんじゃないかと。
だけど。
「そうだね。行ってみようかな」
まさかのOK。
僕は、飛び上がるほど嬉しかった。