「え~~」
「え~じゃないの!
ママ、これから仕事なんだから
ほら!行くよ」
「はーい」
光がゆっくりと翔を腕からおろす。
翔を名残惜しそうに、その場に腰をおろして、頭をくしゃくしゃに撫でた。
「おじさん、さくら、またねー!!!」
「じゃ、さくらさん後程」
飛行機の玩具を右手に持って、大きく手を振る翔。
美月が翔の手を引きながら頭を小さく下げて、文月から出ていく。
「可愛いな……」
翔が去った後の扉を見つめながら、光はぼそりと呟くように言った。
「子供っていいよね!
それに美月ちゃんは想像したよりずっといいお母さんになってるし
これ、夕飯の残り物って。あたしにまでお弁当作ってきちゃって!さくらさんはカップラーメンばかり食べてるって説教されちゃったよ。
これじゃあどっちが年上か分かんないよ……」
「おっ!うまそう!!」
テーブルに置かれたお弁当を開く。
今日のメインはどうやら肉じゃがらしい。
本当に、ごく一般的な家庭。
長ネギの入った卵焼きも、タコさんの形をしたウィンナーも
有り触れた物なのに、幸せがそこら中に溢れている。
幸福とは、こういう何気ない事を言うのだろう。
「え~じゃないの!
ママ、これから仕事なんだから
ほら!行くよ」
「はーい」
光がゆっくりと翔を腕からおろす。
翔を名残惜しそうに、その場に腰をおろして、頭をくしゃくしゃに撫でた。
「おじさん、さくら、またねー!!!」
「じゃ、さくらさん後程」
飛行機の玩具を右手に持って、大きく手を振る翔。
美月が翔の手を引きながら頭を小さく下げて、文月から出ていく。
「可愛いな……」
翔が去った後の扉を見つめながら、光はぼそりと呟くように言った。
「子供っていいよね!
それに美月ちゃんは想像したよりずっといいお母さんになってるし
これ、夕飯の残り物って。あたしにまでお弁当作ってきちゃって!さくらさんはカップラーメンばかり食べてるって説教されちゃったよ。
これじゃあどっちが年上か分かんないよ……」
「おっ!うまそう!!」
テーブルに置かれたお弁当を開く。
今日のメインはどうやら肉じゃがらしい。
本当に、ごく一般的な家庭。
長ネギの入った卵焼きも、タコさんの形をしたウィンナーも
有り触れた物なのに、幸せがそこら中に溢れている。
幸福とは、こういう何気ない事を言うのだろう。



