「じゃあさくらちゃんの誕生日に」
「かんぱーい!」
「ありがとうございます!!!」
「さくら本当に誕生日おめでとう。
これは涼とあたしからのプレゼント」
「え?!マジで?綾乃ありがとう~!!!
うれしい~っ!」
「おい、何で綾乃にだけしかお礼言わねぇんだよっ!俺からでもあるんだけどっ!」
「あ、涼もいたねぇ!
本当にありがとうねぇ!」
「ばぁか!とりあえず一個ババアに近づいたのおめでとう!」
「べーだ!まだまだぴちぴちですよぉだ~!
それに同い年なんだからあたしがババアだったらあんたはジジイなんだからねっ!」
「誕生日だから大目に見るけどお前は出会った頃から生意気なところが変わってねぇな」
「涼だって口の悪いところは出会った頃から変わんない!」
まぁまぁと遥と綾乃が涼を宥める。
その横で、光がまるで子供の喧嘩でも見るようにクスクスと笑った。
「光……いえ、オーナー今日はありがとうございます…」
「ちょっ!オーナーとか改めて言うの照れる!止めてよ!光で良いってば!」
「いや…それは何かもう…ちょっと…
もう社長でもないし…会長って言う柄でもないし」
「まぁね!会長って呼ばれ方はなんかジジイ臭くって嫌だ!
まぁ…さくらや涼くんに比べたら俺ってマジでジジイなんだけどねー!!」
「光はジジイなんかじゃないもん!!」



