「さくらちゃん!おめでとう!!
来るのが遅くなって申し訳ない!
今日は開店早々団体の2次会が入っててさ。今やっとお店が落ち着いてきたから中抜けしてきたんだ!」
「遥さん本当にひどいっす…。
忙しいからって俺に手伝わせて…俺昼間仕事してきて疲れてんのに…
給料もないし」
「なんだよー!ここでの飲み代奢るって言ったじゃん~!」
「いや、ここはオーナーが払うって言ってましたから…
俺ただ働きじゃん…」
「遥さんと涼も来てくれてありがとう!
てっきり早くから来るのかなって思ってたから。
後トリガーからお花も届いてました!ありがとうございます!」
「いえいえ~…。
今日は元々涼と有明さんと一緒に来る予定だったんだけど遅くなって逆に申し訳ない!」
「そうだったんですか?!何も聞いてないから驚きました!」
光の方を向くと、光はこくりと頷いて再び笑った。
本当に驚いた。
まさか光が来るなんて…。
ちょうどシャンパンを持った深海がVIPにやってきて、とりあえず乾杯しようとの事で皆でグラスを掲げた。



