【完】さつきあめ〜2nd〜


「おはようございますっ!!
てゆーか店前すっごいですね!!!」

「おはよう、さくら。今日も1番乗りかよ。こんな日まで」

バックヤードでカップラーメンをすする深海は昔と変わらずで

「まぁたー体に悪いですよぉ!!」

「最近…はるなが手作り弁当を持ってくるから気色が悪い…」

「いい加減鈍感は止めてください」

「鈍感も何も…
はるなが俺の事が好きなのは何年も前からずっと知っている」

「!!知っていながら!!」

「風紀はしない。
いい加減あいつシーズンズ辞めてくれないかな…」

「え?!それってシーズンズ辞めればはるなちゃんと付き合う気あるって事ですか?!」

「まぁ、嫌いじゃないし」

「じゃあそれはるなちゃんに言ってくださいよぉ!!」

「いや、しばらくは言わないつもり」

「もうずるいなぁ…深海さんは!!」

笑い合えた居場所で、わたしは21歳の年を迎える。
夕方から店前を飾るお花のスタンド。
相変わらず、白が好きだって知ってるお客さんばかりだから、真っ白いアーチが広がっていく。