【完】さつきあめ〜2nd〜


「…さくら、大人になったね…

よぉーし!!今日は飲もう!!」

「はいはい~分かりましたよ~!モエ、白とロゼも追加~!
ってさくらちゃんには申し訳ないけど…全然高いボトル出せなくてごめんね」

「いいんですよ!!十分嬉しいし!!」

そこで黒服がわたしを抜きにきた。
綾乃とはるなは同伴だから長くはいれないけど、久保と美優はまだお店にいてくれるって言ってくれた。
それも物凄く申し訳なかった。
美優たちの卓にずっと着いている事は出来ないから。それを説明しても美優は見守りたいんだよ、と言ってくれた。
同じ店内に、同じキャストではなくとも美優がいてくれる事は、精神的にも大きくて、わたしを安心させた。

美優は美優の道で頑張っている。
それならば、いつか美優の前で話した夢をわたしは叶えなくてはいけない。
ここで、立ち止まっている場合なんかじゃない。

黒服や高橋は精一杯わたしに気を使って、最善の付け回しをしてくれている。
ONEのキャストの子たち、雪菜も頑張ってくれている。
今日来てくれた今まで出会った人たちだって、やっぱり自分ひとりで出来る事なんてたかが知れている。
それでも出来る事を