「あれぇ~?あたしさくらに言ってなかったっけ??
あたし久保ちゃんと付き合ってるの!!」
「え?!!!」
驚いたのはわたしだけじゃなくて、はるなと綾乃も同様だった。
「えぇーーーーーー?!あんたいつの間に!」そう店内に響き渡るような大きな声で叫んだのははるなだった。
「水商売あがってからだけど~!」
「お似合いかもね」
綾乃がそう呟いた。
参ったなーと頭をかきながら久保は照れくさそうに笑っていて、それに合わせて美優も同じ顔で笑っていた。
そんなふたりを見て、綾乃と同じくお似合いだなぁとぼんやりと思ってしまった。
久保は普通のサラリーマン。特別お金を持っているわけではないし、特別イケメンというわけでもない。でも隣に並ぶふたりは本当に幸せそうで、誰から見てもお似合いに見えた。
沢山の人と出会いがある世界だけど、キャバ嬢って恋愛をする場がすごく少なくて
結果的にお店の黒服やお客さんと恋に落ちるキャバ嬢は多い。
その中でも沢山のお客さんと出会いがあるから、その中から見極めていくのって物凄く大変だ。
美優は久保を選んだ。そしてすごく幸せそうな今があって、それはわたしから見ても嬉しい事だ。



