「高橋くん、いまVIPに入ってる社長はあたしが売り上げ伸ばすから、多めに着かせて。
今日はボトル沢山おろさせるから」
「あぁ、それは分かってる…。
けれどオープンからお前の指名が立て込んでるんだよ」
「いま何組被ってるのか全然わかんない…」
「今日は挨拶だけでも回って欲しい卓が沢山あるんだよ。
ゆりさんのバースデーだってのに…お前のが全然指名多いんだもん」
「ゆりさんはひとりあたりの売り上げが高い人だからね。
とりあえず挨拶回りする、どこから」
「今日の指名はお前が長く着いてなくても平気なところばかりだから」
そう言って、高橋が1番に案内してくれた卓で、一瞬止まり目を丸くした。
かなりあほ面をしていたと思う。
「えぇ?!」
「あ!さくらちゃんやっほー!久しぶりだね!」
「えぇ?!涼?!遥さん?!」
そこには、トリガーの遥と涼の姿があった。
「主役登場~!って今日はゆりちゃんのバースデーか!あはは!」
「な、なにしてるの?!」
涼に尋ねると、涼は相変わらず不愛想な顔をして「何って飲みに来てるだけですけど?」と悪びれもなく言った。
今日はボトル沢山おろさせるから」
「あぁ、それは分かってる…。
けれどオープンからお前の指名が立て込んでるんだよ」
「いま何組被ってるのか全然わかんない…」
「今日は挨拶だけでも回って欲しい卓が沢山あるんだよ。
ゆりさんのバースデーだってのに…お前のが全然指名多いんだもん」
「ゆりさんはひとりあたりの売り上げが高い人だからね。
とりあえず挨拶回りする、どこから」
「今日の指名はお前が長く着いてなくても平気なところばかりだから」
そう言って、高橋が1番に案内してくれた卓で、一瞬止まり目を丸くした。
かなりあほ面をしていたと思う。
「えぇ?!」
「あ!さくらちゃんやっほー!久しぶりだね!」
「えぇ?!涼?!遥さん?!」
そこには、トリガーの遥と涼の姿があった。
「主役登場~!って今日はゆりちゃんのバースデーか!あはは!」
「な、なにしてるの?!」
涼に尋ねると、涼は相変わらず不愛想な顔をして「何って飲みに来てるだけですけど?」と悪びれもなく言った。



