「だいじょうぶだよ!とりあえずどこか遊びに行こうよ!
楽しい気持ちになれば気も楽になるだろ?
夕陽の着てた服洗濯しちゃったから、服でも買いに行こうよ!」
「あぁ!!てゆーかお財布とかバック置いてきちゃった……
どうしよう…カードとかも入ってるのにお金おろせないよ」
わたしの手元にあるのは、朝日の家から出てきた時に持ってきた携帯とお揃いだったキーホルダーが取れた鍵だけ。
しかも光に洗濯をさせてしまったなんて…最悪だ。
「いいよいいよ。せっかくだし俺が好きな服買ってやるよ。
バックでも靴でも、夕陽が欲しい物なんでも」
「そんなのいいよ!!光にそんな事させられないよ!!
鍵はあるんだから1回自分のマンションに帰ればいいんだよ!」
「な~に言ってんの!
俺一応オーナーだよ?夕陽より全然金だって持ってんだから、そんなの気にするなよ!」
「気にするよ!そんなの買ってもらう理由ないんだから!!」
「ほんっとお前は変わらないな。
そんなん遠慮なく何でも買ってもらえばいいのに。
まぁいいじゃん。たまには買い物でもして気分紛らわせよーよ!俺も服欲しいし、夕陽が見立ててよ。
ほーら、決まった。行こ行こ!」
「それに化粧ポーチも持ってきてない!恥ずかしいし!」
「だいじょうぶだよ。夕陽、そのまんまでも十分可愛いし!」
「あたしが嫌なのっ!!」
そう言えばすっぴんを気にした事なんてあんまりなかった。
光の前でも余裕で化粧もしなかったし、この2年でやっぱり少しずつ変化してきている自分もいるんだ。
途端にそうやって体裁を気にしてる自分が馬鹿らしくなってきた。昔はこんなじゃなかったのに…。



