「もぉ!じゃあいいよ!綾乃ちゃんと涼へのお土産選んでこよーっと!!」
そう言って朝日から離れて綾乃たちへのお土産を選ぶ。
手乗りサイズのイルカのペアのぬいぐるみがあって、それをお土産にする事にした。
こんな可愛らしいもの、ふたりのイメージでは全然ないのだけど。
はるなにも買って、ピンクのペンギンはレイのイメージにぴったりだから、レイへとお土産として買った。
レイはきっとこういう可愛らしい物が好きだろうから、喜ぶ姿が予想出来る。きっとあの可愛らしい笑顔で「嬉しい」と言ってくれるだろう。
大量のお土産を買ったわたしに、朝日は怪訝な顔をした。
「都内だろ…何もわざわざお土産買う必要もねぇーだろ」
「いいじゃん…可愛かったし、こういうのは選ぶのが楽しいんだよ…」
「女ってわかんねぇなー」
「何よ!自分だって水族館楽しんでたじゃん!」
「はいはい。じゃあ、魚見たし、魚食いに行くか」
「その前にプリクラ撮りたいの!!」
「分かってるって…。じゃあ行くか」
わたしのお願いはなんだかんだと聞いてくれる朝日。
水族館を出た後ゲームセンターに行って、プリクラを撮って、ユーフォーキャッチャーで遊んで
わたしのリクエストで回転寿司に行く事になった。



