「へ~!キャバ嬢なのに初めて男と付き合うなんてますますいいね~!
さくらちゃん、見た目は遊んでそうなのにね……」
「結構この顔だから言われるんですよー…。
見た目きつそうだからなのかな…」
「あっはは、綺麗って言う事で」
拓也たちはワンセット居てお店に出勤していった。
今日もシャンパンを開けてくれて、何だか申し訳ない気持ちになる。
今度お店に顔を出さないとな、と思う事自体営業に乗ってしまう事になるのだろうか。それでもまたお礼にお店に1回くらい行かないとなと思った。
それを朝日が知ったら、発狂して怒りそうだけど……。
その日の営業終わり、アフターを予定していたお客さんが酔いつぶれてその予定はなくなって、更衣室で朝日に連絡をいれている時だった。
「さくらさん、ホストにもお客さんがいるんですね」
鏡台に座るわたしの横に、珍しく美月が腰を掛けてきた。
椅子に寄りかかって、携帯を開く。
「あれ、SKYのホストですよね?あたしも指名してるホストいるんですよね」
「へ~…そうなんだ…。まぁ拓也さんとは付き合いで指名しあってるだけだから。
美月ちゃんはホストに行くの、好きなの…?」
「別に……。
ただあいつらは金を出せばチヤホヤしてくれるから、暇つぶしみたいな。
ホストなんて全然興味ないし」
わたしより2つも年下なのに、美月はやっぱりどこか大人びていた。
高校も行かずに社会に出ているのなら、普通の子よりは大人びて見えて当たり前なのだろうか。
いつか美月の中に深くて暗い闇があるって感じていた。
さくらちゃん、見た目は遊んでそうなのにね……」
「結構この顔だから言われるんですよー…。
見た目きつそうだからなのかな…」
「あっはは、綺麗って言う事で」
拓也たちはワンセット居てお店に出勤していった。
今日もシャンパンを開けてくれて、何だか申し訳ない気持ちになる。
今度お店に顔を出さないとな、と思う事自体営業に乗ってしまう事になるのだろうか。それでもまたお礼にお店に1回くらい行かないとなと思った。
それを朝日が知ったら、発狂して怒りそうだけど……。
その日の営業終わり、アフターを予定していたお客さんが酔いつぶれてその予定はなくなって、更衣室で朝日に連絡をいれている時だった。
「さくらさん、ホストにもお客さんがいるんですね」
鏡台に座るわたしの横に、珍しく美月が腰を掛けてきた。
椅子に寄りかかって、携帯を開く。
「あれ、SKYのホストですよね?あたしも指名してるホストいるんですよね」
「へ~…そうなんだ…。まぁ拓也さんとは付き合いで指名しあってるだけだから。
美月ちゃんはホストに行くの、好きなの…?」
「別に……。
ただあいつらは金を出せばチヤホヤしてくれるから、暇つぶしみたいな。
ホストなんて全然興味ないし」
わたしより2つも年下なのに、美月はやっぱりどこか大人びていた。
高校も行かずに社会に出ているのなら、普通の子よりは大人びて見えて当たり前なのだろうか。
いつか美月の中に深くて暗い闇があるって感じていた。



