「朝日も仕事でしょ…?」
「さくら、今日仕事終わったらうちに来れるか?」
「え…アフター入っちゃうかもしれないけど……」
「アフターなんか行くな!
あぶねぇ!」
「言うと思いましたけど
今まで2年間ずっとアフター行ってるけど危ない思いなんてしたことないです」
「……ついついお前の事になると心配になっちまってな。
アフター行くなら必ず携帯に連絡しろ!というか仕事に行く前も双葉に着いた時も仕事が終わってからも俺に連絡をいれろ!!」
「朝日って案外束縛するタイプなんだね…」
「あぁ…!お前といると調子が狂う!
別に女にこんなに執着とかしねぇんだけど…。
それに今日仕事が終わったら家に来てほしい…」
「全然いいけど…あたしだって会いたいし」
そう言うと「ほんとか?!」と朝日は目を輝かせた。
本当に…もう…。知れば知るほど朝日の事を好きになってしまいそう。
「その代わり朝日もちゃんと仕事してくださ~い!!」
「分かってるつの!俺はお前と違ってこれでも忙しいんだからな。
あ~つぅか別れたくねぇな、ずっと一緒にいてぇ。
なぁさくら、このマンションの契約切って、俺んちで暮らさねぇか?」
「え?!」
いきなり同棲?!
いや、一緒に暮らしていた日もあったのだから、それほど驚く事ではなかったのだが
想いが通じ合ってからの朝日は、ひと時だってわたしを手放したくないように、ずっと一緒にいる事を望んだ。



