「ちゃんと気持ちが通じ合ってからこういう事したかったのにな…」
「あたしの方こそ…ずっと朝日の事が好きだったのにずっと言えなくて、結果朝日の事を苦しめたんだよ。
本当にごめん……」
わたしが謝ったら、朝日はまたわたしを抱きしめた。
朝日の匂い、体温、そして通じ合った気持ち。それを含めて、いまわたしはこんなにも幸せなんだよ。
「幸せって何?って感じだけど、絶対に幸せにする」
「あはは~…だからプロポーズは聞き飽きたよ」
「いや、真剣に俺は結婚したいと思ってるんだが。
きっとこの先お前以上に好きになれるような奴なんて現れねぇと思うし」
「そんなの、未来は誰にも分りませんよ」
「俺はな女と別れてもあんまり引きずったりするタイプじゃねぇんだ。
振っても振られても次って感じなタイプだったから、正直お前の事もすぐ忘れると思ってたけど、無理だった。
そういうのって好きって事じゃねぇの?」
「もぉ!!分かったよ!!朝日の気持ちは十分伝わってるし!!しつこい!!」
少し怒り口調で言ったら朝日は強引にわたしの唇を奪って、にやりと顔を上げて笑った。
「でもお前も俺の事好きだよなぁ?
ヤッてる時ずっと好き好き言ってたもんなぁ?」
意地悪な笑いだったと思う。
その方がよっぽど朝日らしいと思うけど。



