「それにさっきの美月の言ってた事っすけど
別に宮沢会長、さくらさんに付きまとわれてるとか、迷惑って言った感じのニュアンスで話してないんで、安心してください。
あれは美月の言葉のあやっていうか…」
「うん……別にいいの…
何か愛ちゃんに気を使わせちゃってごめんね」
「いやいや全然っす!
あたしやるなは美月と昔からの友達だし、仲もいいけど
さくらさんには超憧れてるんですよぉ~!」
「え?!あたし?!」
「うんうん。さくらさん超綺麗なのに、全然鼻にかけてないし、うちらみたいなバイトにも優しくしてくれていっつも感謝してます!」
「そんな…でもありがとう…」
「それに今は美月がナンバー1だけど、すぐにさくらさんがナンバー1に戻るとあたしは思ってますけどね
美月って確かに負けず嫌いで頑張り屋なんだけど、時たま暴走してるってかやり方が仲いいうちらにも疑問なところがありますからね…。
でも、美月も本当に悪いところばっかな奴じゃないんですよ!」
こうやって庇ってくれる友達がいること。
その友達が自分の良いところを分かってくれている事。それってすごく有難い事だと思うけれど。



