「ねえ、さっき僕の話をしていませんでしたか?佐倉心愛さん、神崎響さん^^*」

と、イケメンと言われる人が話し掛けて来ました。とりあえず、イケメンくんと呼びます。勝手に彼の話をしたから不快に思ったのでしょうか?

名前なんでしたっけ………

「あ、はい。」

「どんな話をしていたのですか?」

私が答えます。

「私が・・・えっと…ですね……君の事を知らないって話をしていたのです。」

彼に人差し指を指して言います。「人に指を指したらダメ」って言われますけど、今回はしょうがないです。イケメンくん、すみません。エット、心の中で謝っときます。

「ちょ、、響、まさかまだ名前を覚えてないの?さっき教えたよね?」

図星です。覚えてません。本当にすみません

「………」

「君って笑 僕の名前分かりますか?」

と、イケメンくんは答えます。

「………すみません。分かりません。」

私は正直に答えます。ここで嘘を着いても何の得にもなりません。

「フフ構いませんよ。では、改めて僕の名前は赤城隼人です。よろしくね。神崎さん。」

「赤城隼人ですね…………多分覚えました。」