やっと、……君の元に行ける。遅くなってゴメンな。

君は、ずっとオレを待っていてくれた。

だから、今度はオレが響……君に会う番だ。



此処が……響、隼人、心愛が通っている学校なんだな。

また会える。
今度、響…君に会ったら伝えようと思っていた事があるんだ。それを伝える為にもオレは戻ってきた。

担任「えー、転校生がいる。皆、仲良くするんだよ。入ってきて」

呼ばれた……緊張するなぁ。
けど、オレは学んだんだ。
”逃げない”って。
だから、オレは前え進む!

?「初めまして、オレの名前は市柳響(いちやなぎきょう)。此処に、漢字が一緒の響って子がいるけど、オレの名前はキョウなんで間違えないで下さい。よろしくお願いします。」

いた!響だ!それに、隼人と心愛も。

心愛「キョウやっほ〜☆」

隼人「キョウ、お久しぶりです。」

オレ「あぁ。久しぶり隼人、心愛。」

響「お、おかえりなさいキョウ。」

オレ「ただいま。響」

響「帰ってくるの遅いのよ。突然いなくなって……」

オレ「けど、君は……待っててくれた。オレの帰りを。」

響「うん。」

オレ「それだけでオレはめっちゃ嬉しいから。」

響、好きだよ。
やっと君に伝えられるようになったんだ。

もう少し、先だけどな。

響たちと出会い、オレ達は共に行動することが多くなった。

相変わらず響のピアノは音が透き通ってて綺麗。
隼人は、音にアレンジが加わっている。
心愛は、聴いている人を癒す…そんな音だ。

数ヶ月会わないうちにとんでもなく成長しているよ。
もう、ビックリ


オレは、この思いを響に伝える。

オレ「響、ちょっといい?」

響「うん。なに?」

オレ「響、オレと付き合って下さい。」

響「……!?………………………………………はい。喜んで。」

えっ!?今なんていった?『はい。喜んで』って言ったよな?だったら、OKって事で………いいんだよな。

オレ「ありがとう響。」

オレはいつの間にか、響とハグしていた。

オレ「((ボソッ…好きだよ。」


〜それから数年後〜

オレ「準備できた?」

そこには、純白のウェディングドレスを身につけた響がいた。

響「うん。どう?似合ってる?」

オレ「あぁ。とても似合ってる。世界一可愛い。」

響「本当?」

オレ「あぁ。響、改めて、オレと結婚して下さい。」

響「はいっ!」ニコッ