君の笑顔は、俺が絶対守るから。


世間は狭いというか、こんな偶然あるんだなあと、いまでも信じられない気持ちでいる。

まさか同級生の、しかも異性と生活することにるなんてって。


「で? 実際どうなんだよ。やってけそうなの? 俺とひとつ屋根の下」

「言い方がちょっと……。そりゃあ不安ではあるけど。私より、一ノ瀬くんは? 一ノ瀬くんも、あんまり女子好きじゃないでしょ」

「まあな。うるせーししつこいから」


それは主に森姉妹のことでは……?

でも森姉妹がいなければ、もっと一ノ瀬くんに声をかける女の子がいただろうから、同じことか。


「でもまあ、佐倉はそんなにうるさくねーし。一ヶ月くらいいいよ」

「うん。なるべく静かにしてます。私も男の人好きじゃないけど、一ノ瀬くんは高橋くんの親友だし、大丈夫だと思う」

「高橋のダチなら大丈夫って、なんでそうなるんだよ」

「だって高橋くんは他の男子とはちがうもん。前に痴漢から助けてくれたし、がさつじゃないし、下心とかそういうの、全然ない人でしょ?」