「そうだ! 梓おねーちゃん、僕も一緒に入っていい?」
「え? 一緒に?」
「うん! 僕、背中洗ってあげる!」
キラキラしたおめめでそんなことを言ってくれる春陽くん、天使がすぎる。
それに比べて私のなんと汚れていることか……。
天使に背中を洗ってもらったら、私の心も少しは綺麗になるだろうか。
「そうだね……一緒に入ろうか!」
「ほんとっ?」
「うん! 私ひとりっ子だったから、兄弟でお風呂に入るの、実は夢だったんだ~」
「やったー! 梓おねーちゃん大好き!」
プライスレスな笑顔に、一瞬で心癒された。
さっきまでの動揺がウソのように凪いでいくのを感じ、ほっとする。
さすが、天使パワーはすごい。
つい拝んでしまうくらいの圧倒的ピュアさに、顔のにやけが止まらない。
「じゃあ僕、着替えとってくる!」
「うん。ここで待ってるね」


