君の笑顔は、俺が絶対守るから。


「え? まあ、忙しい人は忙しいけど、一ノ瀬くんは帰宅部だしね」


私も帰宅部だし、小鳥たちと寄り道することはたまにあるけど、わりとヒマな方だから何とも言えない。


「実は兄ちゃん友だちいないのかなって、こっそり思ってた」


春陽くんの言葉に、思わず吹き出してしまった。

弟にそんな心配をされていると知ったら、一ノ瀬くんどんな顔をするだろう。


「お兄さんはちゃんと友だちいるから、大丈夫だよ」

「別に心配してるわけじゃないんだけど……。じゃあ、彼女は? 兄ちゃんて彼女いる?」

「ええっ? か、彼女かぁ」


パッと頭に浮かんだのは森姉妹だ。

いつも一ノ瀬くんの隣りを姉妹で陣取っている。

でも一ノ瀬くんは付き合っているわけじゃないときっぱり否定していたから、彼女たちは女友だちっていうくくりになるのかな。