真っ白でふわふわな毛に、つぶらな黒い瞳をした彼は、マシュマロみたいという春陽くんのひとことでマロと名付けられたらしい。
さすが天使。
ネーミングセンスまで可愛らしい。
続いてまた廊下をタタタと駆けてくる足音がして、今度は天使が現れた。
「梓おねえちゃん、おかえりなさーい!」
「春陽くん、ただいま……!」
私に向かって満面の天使が飛びこんできたので、しっかり受け止める。
すごい、何これ。
こんな素晴らしいお出迎えをこれから毎日してもらえるのかな?
天国かなここは?
「僕ね、梓おねえちゃんが来る日だから、急いで帰ってきたんだ!」
「ありがとう! 私も春陽くんに会えるの、楽しみにしてたよ」
「えへへ。嬉しいなー。今日からずっと梓おねえちゃんと一緒だ」
ちょっとこの子天使すぎて鼻血が出そうなんだけどどうしたらいい?


