このぉ……! だから言い方!
ほんとどうにかならないかな!
「どっちも好きだけど、どちらかというと魚!」
「何キレてんだよ。魚な。伝えないけど」
「はあ? 何で!」
「お前が魚好きって知ったら、魚料理ばっかになんだろ。俺は肉が好きなんだよ」
「だ……っ」
だったら聞くなー!!
そう叫びそうになった時、突然一ノ瀬くんの後ろから、ひょこっと高橋くんが顔を出したので慌てて口を閉じた。
「なにふたりで話してんの?」
「た、高橋くん」
「別にたいしたことは話してねぇよ。つーかいきなり現れんな」
一ノ瀬くんに顔を押しのけられながら、高橋くんがニヤニヤ笑う。
なぜかとても嬉しそうだ。
「いつの間にふたり、そんなに仲良くなっちゃったの?」


