君の笑顔は、俺が絶対守るから。


そういう相手と同居すると周りにバレるのは嫌だろう。

そう思ったのに――。


「俺は別に?」


ケロッとした顔で言われて、膝から力が抜けそうになった。


気にしないんだ!?

私のことは眼中にないって、そういうこと!?

やっぱり感じ悪~い!


文句を言ってやろうとした時、一ノ瀬くんの後方で、森姉妹が不機嫌そうに腕組みをしてこっちを気にしているのが見えた。


「あー……。でも森さんたちがすごく怒りそうじゃない?」


私の言葉に一ノ瀬くんは彼女たちのいる方を振り返り、嫌そうに「確かに」と言った。


「あいつらに知られたら、家まで来るって騒ぎだすぞ」

「それは一ノ瀬くんのお家だし、一ノ瀬くんの好きにして構わないと思うけど……」

「俺が嫌だ。学校だけならまだしも、家まであいつらにつきまとわれたくない」