驚きすぎてか、嬉しくてか、わからないけど泣きそうだった。


一ノ瀬くん。

あなたはどうして、そんなに優しいの。


好きという気持ちが溢れて止まらない。

私の中には納まりきらないこの想いをどうしたらいいのか教えてほしい。


突然顔を手で覆ってうつむいてしまった私に、高橋くんが「大丈夫? 保健室行く?」と困ったような、焦ったような声をしばらくかけ続けてくれた。