たった一ヶ月で、私は大きく変わった。
一ノ瀬くんのおかげで、変わってしまった。
もう元には戻れない。
「好きにならせた責任とってよ……」
小さく呟いた直後、真っ暗な部屋が白く光った。
ゴロゴロと音がして、ちょっと外を確認しようかと身を起こした時、ふたたび窓が明るく光った。
「ひっ……!?」
同時にそこに、人のシルエットが浮かんで息を飲む。
見まちがい?
こんな悪天候の中、人がいるわけがない。
しかもここは2階。
窓の向こうに小さなベランダはあるけれど、一体誰がそんなところにいるというのか。
けれどもう一度雷が落ち、はっきりと人の影が浮かんだ瞬間、私は悲鳴をあげていた。


