君の笑顔は、俺が絶対守るから。


カラオケのドリンクコーナーで小鳥に吸い寄せられるように声をかけてきた男を威嚇したり、外に出たところで小鳥目当てにナンパしてきた男たちを追い払ったりしながら、ふたりと駅で別れた。


「小鳥のナイトするのもいいけど、アズにゃん目当ての男もいるんだから、自分のことも気をつけるんだよ?」

「そうだよ、梓。梓は可愛いんだから、もっと自覚してね?」


帰り際そんな的外れな心配をするふたりに「何言ってんの~」と笑ったら怒られたけど、納得できない。

だって私みたいな大きくて可愛げのない女を狙う奴なんて、そうそういないでしょう。

私が男だったら、やっぱり小鳥みたいな可愛い子や、ミーナみたいな美人の方がいいもん。


思い出して「ないない」と笑いそうになった時、腰のあたりに何か固いものが当たった気がして眉を寄せた。


なんだろう、これ。

誰かのカバン?