これ、いいのかな?
一緒にいるところ人に見られて、秘密がバレたりしないかな?
っていうか……。
そっと目だけで周囲を確認すると、女子たちの視線が集中しているのがわかり、冷や汗が出た。
私、大丈夫かな?
一ノ瀬くんも高橋くんも女子に人気なのに、私がふたりを独占してるみたいに見えてない?
ふたりのファンを敵に回すのも怖いし、噂が回って森姉妹に届くのはもっと怖い。
内心ガタガタ震えていると、横を歩く一ノ瀬くんが「大丈夫か」と声をかけてきた。
「なんかお前、ゾンビみたいな顔色になってるぞ」
「えっ。ゾンビって灰色じゃない? 私の顔灰色になってるの?」
「バカかお前は。比喩だよ、比喩」
だーかーら! もう、言い方!
「っていうかそっちこそ大丈夫なの? 一緒にいたらバレるんじゃない?」
「バレたらお前のせいな」
「なんで!?」


