一緒に食べるなんてとんでもない。
そう否定しようとしたのに、なぜか一ノ瀬くんは私をちらりと見てから「別にいいぞ」なんて言い出した。
ええっ? いいの?
どういうこと?
「いえーい。どこで食べんの? 俺も一応弁当持ってきたけど」
「教室以外だな。できればあんま人がいないとこ」
「あー。森姉妹いるしね。じゃあ今日天気いいし、外で食べない? 人のいないいいとこ知ってるよ」
え。これ本当に一緒に食べるの? 三人で?
私がふたりのやりとりに呆然としていると、高橋くんが爽やかに笑って首を傾げた。
「佐倉さんは外でも大丈夫?」
「はぇ!? あ、だ、大丈夫です!」
「じゃあ決まり! 早く行こう。俺お腹すいちゃった~」
そう言ってお腹をさすりながら、高橋くんは先に歩き出す。
一ノ瀬くんと顔を見合わせ、微妙な空気を感じながらもそれに続いた。


