君の笑顔は、俺が絶対守るから。


「そうなの? じゃあその子と一緒にお昼とる?」

「う、うん。行ってきていいかな?」


ふたりは顔を見合わせ笑った。


「当たり前じゃーん」

「気にせず行ってきて」

「ありがとう!」


優しいふたりにまたあとでと声をかけ、小走りで教室を出た。

急がなきゃ。

ノ瀬くんの方に私のお弁当が入っているとして、ピンク色の小さいお弁当箱なんて教室で出したら誰に何を言われるか。

周りに気づかれる前に交換しに行かないと!


でも一ノ瀬くんの教室の入り口に立ってから、はたと気づく。

ど、どうやって声をかけよう?

私が一ノ瀬くんを呼び出すなんてこといままでなかったし、きっと目立つよね。

しかもこのクラスには森姉妹の妹がいる。大声で呼ぶのは絶対NGだ。


ちらりと教室をのぞくと、一ノ瀬くんがちょうど席についたところで、そこに森姉妹の妹が近づいていくのが見えた。