君の笑顔は、俺が絶対守るから。




昼休みになり、ランチバッグを開けると見慣れない黒のお弁当箱が入っていた。

あれ? おかしいな。

私のお弁当箱はピンクのはずなのに。

しかも何だかサイズがかなり大きいんだけど……。


そこまで考えてハッと気づいた。

これ、一ノ瀬くんのお弁当箱だ! 絶対そう!

私が朝急かしちゃったから、京子さん私と一ノ瀬くんのお弁当入れまちがえちゃったんだ。


うわー……どうしよう。


「梓? どうしたの?」

「アズにゃん、お弁当食べないの?」


いつも通り、近くの机をくっつけてお弁当を用意する小鳥たちに、私は顔が引きつりそうになるのを我慢しながら立ち上がった。

このお弁当をふたりの前で出すのはたぶんまずい。

明らかに男の人サイズのお弁当箱だし、ふたりが気づかないわけがない。


「ええと、そ、そうだ! 私、中学の時の友だちに呼び出されてて!」