次の日。
 私はスイビーの皆さんと一緒に、花火大会の会場に来ていた。
「花火デート、か…なんか恥ずかしい」
「大丈夫でしょ。浴衣、似合ってるよ」
「あ、ありがとうございます」
 ここにいる理由は、花火デートをイメージした写真を撮るため。
「この写真が、CDのカバーになる訳よ」
「あと歌詞カードとか」
 なんにせよ、恥ずかしいのです……
「あ、カメラさん発見!行こうっ」
「えっ、待ってください!」