「さぁ、コッチよん」
新しいクラスの担任である、宇佐美 翔(うさみ かける)先生が、しなやかな指で廊下の先を指し示し、白く塗られた廊下を先導してくれていた。
……どうやらこの先生、喋り方と歩き方からして、オネェ系のようである。
見た目は逞しくて、海外モデルとかで通用しそうなくらいのイケメンだけど。
「あら? ノゾミさん緊張してるの?」
緊張、というよりも新しい担任の先生がまさかオネェだったなんてと驚いてるだけです、なんて言える筈もなく。
「は、はい。緊張してます」
短くそう答えるだけに、とどめておいた。
「大丈夫よ、すぐに慣れるわ。ノゾミさん、優しそうだし」
足はどんどん、廊下の奥へ奥へと進んでいく。
新しいクラスの担任である、宇佐美 翔(うさみ かける)先生が、しなやかな指で廊下の先を指し示し、白く塗られた廊下を先導してくれていた。
……どうやらこの先生、喋り方と歩き方からして、オネェ系のようである。
見た目は逞しくて、海外モデルとかで通用しそうなくらいのイケメンだけど。
「あら? ノゾミさん緊張してるの?」
緊張、というよりも新しい担任の先生がまさかオネェだったなんてと驚いてるだけです、なんて言える筈もなく。
「は、はい。緊張してます」
短くそう答えるだけに、とどめておいた。
「大丈夫よ、すぐに慣れるわ。ノゾミさん、優しそうだし」
足はどんどん、廊下の奥へ奥へと進んでいく。



