体力の遅れを取り戻し、必死に努力を重ねた鳳凰 正人は夢を叶え、晴れて消防士として活躍していた。 「うぃーっす。お疲れ様した」 「おー、マサトお疲れさん!」 同期は皆、年下であるがそれでも彼の評価は変わらなかった。 やる気のある優秀な好青年として現場で働くマサトのことを慕う者は、少なくない。 「あ、マサト。入り口にお前のファン達が待ってるぜ?」 「げっ。マジで?」 夜勤明けの彼を待つ向かいのオフィスのOL陣達。 一目でも憧れの消防士を拝もうと、出待ちしているらしい。