「高校最後の文化祭やから、演劇がやりたいわぁ」
派手好きな白虎町くんは、みんなから注目される演劇を希望している。
だが、演劇は台本を覚えなければいけないし、時間と労力が1番かかるため、みんなはあまり乗り気ではない。
クラス内の意見は割れ、拉致があかない状態を見かねてか、担任である宇佐美先生が「うーん」っとアドバイスを繰り出す。
「そう言えば今年の文化祭から、演劇で最優秀賞に選ばれたクラスには、校長先生から豪華な プ・レ・ゼ・ン・トが送られるって聞いたわよ？」
その瞬間、クラスの雑踏がピタリと収まる。
