そして私を見つめてきた。

「あ、あの……この事は、誰にも言いません。
絶対に秘密を守りますから許して下さい!!」

私は、必死に命乞いをする。

まだ死にたくない。

まさか、自分のドジでこんなことになるなんて
思ってもいなかった。

しかし三津谷さんは、

「安心しなさい。殺しはしません。
ただあなたの記憶を一部消すだけです。
正体を知られた以上は、騒がれたら厄介なので
大丈夫。すぐ今見たことは、忘れますから……」

そう言うとおでこから
三つ目の目が開いた。

えっ……もしかしたくても
三津谷さんも妖怪!?

「私の目をよーく見て下さい。
大丈夫……少し暗示をかけるだけですから」

三つ目の目も私を捉えて離さない。

私……どうなっちゃうの?