それを見た社長は、驚いた表情した。
内容は、私を誘拐して人質にすることだった。
月ノ宮一族が我々に忠誠を誓わないと
私を殺して生首として返すと……。
そこには、母と涼お兄ちゃんも居た。
「お願い。娘を返して!!」
母も心配そうに社長に訴えていた。
「ちょっと……待て。どういうことだ!?
これは……響は、お前らのそばに居るはずだろう?」
「とぼけるんじゃねぇー!!」
怒り狂った司は、社長目掛けて
お札を投げつけてきた。
「蓮様。危ない!?」
三ツ谷さんは、慌ててそのお札を振り払う。
「二度は、通用しないか。
なら、これならどうだ!?」
司は、何十枚のお札を取り出して構えた。



