闇野さんの言葉に驚いた。
「本気ですの?お兄様……」
「あぁ、本気だ。月ノ宮一族の血を我ら
ヴァンパイア一族が混じり合ったら……間違いなく
最強のヴァンパイアが産まれる。
そうなれば、妖怪だけではなく人間世界の
天下を取るのも夢じゃない」
闇野さんは、フフッと冷たい表情で笑っていた。
こちらも……本気なんだわ!?
早く逃げないと
もっと大変なことになる。
私は、そう感じた。
2人に立ち去ったあと
私は、必死に助かる方法を考えていた。
どうやったら……いいの?
どうしたら、この場所を皆に知らせることが
出来るの……?
それから、何十分が過ぎた分からないが
ずっと考え込んでいたが見つからない。



