覚えがある……ここで
妖怪に襲われそうになったんだ。
あの時は、会長が助けてくれたけど……。
そう思い出して行くと何だか怖くて近寄れなかった。
しかし山の付近を見ていると
「響!!」
社長が姿を現した。
「社長!?」
私は、嬉しくなり近づこうとした。
しかし違和感に気づいた。
思わず立ち止まった。
あれ……?
なんか……社長っぽくない?
なんと言うのだろうか雰囲気が違う。
私は、そう感じ取った。
社長は、もっと神々しいほどの美しさがある。
それに、あんなに黒い感じではない。
この人は……何だか違う。



