2人が出ていくと本当に
部屋に鍵をかけてしまった。
こちらからでは、開けることも出来ない。
私は、ベッドに倒れ込むと泣き崩れた。
まさか、こんなことになるなんて……。
これは、妖怪を愛した罰なの?
それともお母さんの言いつけを守らなかったから
自業自得なの……?
悔しい……。
でも私の力ではどうすることも出来なかった。
それから数日が経った。
美音や伯母さんや司達が、たまに様子を
見に来てくれるがお風呂とトイレぐらいしか
外に出してもらえないため外の状況が分からない。
社長……どうしているのかしら?
あんな強引な引き剥がされて
きっと怒っているだろう。
本当に……諦めてもう私のことを
見てくれなくなったらどうしよう。
社長に嫌われたくない。
泣き過ぎて泣く元気もなくなっていた。
食欲もない……。



