えっ!?
月ノ宮神社って……。

「何で!?そんなの勝手に決めないでよ!!」

そんな勝手に決められても困るわ。

会社も辞めさせられたら
二度と社長に会えなくなっちゃう。

「勝手なものか!!
あれだけ言ったのに勝手なことをしたんだ。
当然だろーが!?」

司が怒りながら言ってきた。

「でも……いくらなんでも……」

「響……今回のことで
お前は、封印が解けてしまったんだろ!?
だったら、なおさらお前をアイツらのそばに
置いておけない。 
二度とアイツらの好きにはさせん。
月ノ宮神社なら強い結界が張ってあるし
アイツらも無闇に入って来られないから安心だ。
もう二度と月ノ宮神社から出れないと思っておけ」

そ、そんな……!?

涼お兄ちゃんの言葉に私は、絶句した。

二度と社長に会えないどころか
月ノ宮神社から出られないなんて……。