だけど私は、社長と一緒に住みたい。

でも……本当に
両親達を無視していいものだろうか?

色々と考えているとまた、頭痛がしてきた。

まただ……私の中で
何かを思い出そうとしている。

激しくなっている痛みに
しゃがみこむと

私の意識が少しずつハッキリと
思い出していく。

確かに……危ないところを助けてくれたのは、
会長だった。

会長の最初の印象は、
妖怪だったから怖かったけど……気さくで優しくて
いつの間にか会えるのをいつも楽しみにしていた。

私にしたら
幼い初恋だった……。

あぁ、そうだわ‼️

私……昔会長に
淡い初恋を抱いていたんだわ!?

やっと思い出していく。 
失われた記憶を……。