いや、それよりも私の頭の中で微かに
霧が、かかった記憶から何かを思い出そうとした。
この子……何処かで会ったような?
あれ……?
その美少年は、いつの間にか
30代ぐらいの青年男性の姿に変わっていた。
同じ白銀の髪をした……社長そっくりな。
ズキッ……‼️
この青年男性を見た瞬間。
思いっきり頭痛がした。
また霧がかかった記憶が頭の中を過り
霧が少しずつ薄れていく。
昔の記憶……私は、この人に会ったことがある?
微かにしか覚えていないけど
でも、確かに……。
「君には、この姿の方が記憶に残っているかな?
でも……封印のせいで記憶が飛んでいるみたいだから
はじめましてになるね」
えっ!?



