えっ……えぇっ!?
司の言葉に心臓がドキドキと高鳴ってしまう。
すると社長は、強引に司から引き剥がしてきた。
同じように私を抱き締めながら
「おい、俺の女に気安く触るな。
政略結婚なんて、ただの口約束だろーが。
そんなので俺と張り合えると思っているのか?」
司にそう言ってくれた。
社長……!?
その言葉に胸がキュンと高鳴った。
司は、ギロッと睨み付けた。
「張り合うだと?上等じゃねぇーか。
俺は、婚約だけではなく、これからコイツの
護衛兼同棲をすることになっている。
封印で、まともに抱くことも触れることも出来ない
お前とは、立場が違う」
ちょっと、社長の前で
なんてことを言ってるのよ!?
「同棲だと……?響。お前……そんなこと
一言も聞いていないぞ!?」
社長が、その言葉に反応した。



