ビクッ‼️

社長……助けて。

しかし、その時だった。
ドカッとドアを蹴破る音がした。

「み、美音!?」

蹴破り中に入って来たのは、美音だった。

「響から手を離せ‼️」

「おやおや。これは……厄介な奴が来たようだ。
まったく、仕方がないね。
今日は、もうやめておこう」

闇野さんは、やれやれと言った表情で
引き下がろうとしてきた。

しかし去り際に
私の頬にキスをしていく。

驚く私と違い闇野さんは、クスクスと笑うと
そのまま消えて行った。

心臓がドキドキしっぱなしだった。