「しかし、蓮様!?」

「聞こえなかったか?下がれ」

ギロッと睨みつける。

社長……!?

「……承知しました」

三津谷さん達は、頭を下げると
スッと消えて行った。

残ったのは、私と社長と司のみになった。

「響。お前……どういうつもりだ!?
コイツの肩を持つような言い方をして。
いつ妖怪側についたんだ!?」

私の態度に司は、激怒してきた。

「べ、別に肩を持っている訳じゃあ……ただ
このままだと、司まで怪我をすると思って」

「俺は、月ノ宮一族の血縁者だ。
こんな奴らに負ける訳がないだろ!?」