「ちょっと響?いつもの挨拶じゃない。
驚かさないでよ……」

美音は、呆れたように言ってきた。

だって……美音は、男性でもあるし
変に意識すると恥ずかしくなってしまった。

「ごめん?でも……」

私がそう言おうとしたら
美音は、耳打ちで

「私は、いつもの私だ。
それに仲良かった私達が急によそよそしく
なったら、周りの人が変に思っちゃうぜ?」

囁くように言ってきた。

ビクッ!!

やめて……急に男言葉になるのは。

私は、慌てて離れる。

そう言われても……どうやって
これから接したらいいのか分からない。