私は、恐怖と驚きで唖然とした。 すると闇野さんは、こちらを見ると ニコッと笑った。 「大丈夫?怪我とかない?」 さっきの殺気混じりの笑顔ではなかったけど 私には、分かった。 霊感とかそういうのはないけど彼は、 凄く強いと思った。 何と言うのだろう……彼の持つ雰囲気は、 社長に近いものがあった。 圧倒的に威圧する存在感と言うのだろうか? いや、それよりも 闇野さんって……妖怪なの!? 「あれ?顔色悪いね。本当に大丈夫?」 私に近付き触ろうとした。 ひぃぃっ……怖い。