「そうだよね。あたしたちを脅かしたんだよね」


麻由子はすぐに祐里の言葉に頷いた。


そうじゃないと怖くてたまらないのだろう。


「あたしも、祐里の意見に賛成する」


イタズラじゃなければ、浅野先生が言う通り夢を見ていたのだ。


「そうだよね!」


2人が賛同したことで、ようやく祐里はホッとしたようにほほ笑んだのだった。