孝利の遺体は亮輔の遺体のすぐ隣に埋められた。


デコボコといびつになった地面の下に、2人は眠っている。


そこに一本の木片を突き立てて、浅野先生がそれぞれの名前を書いた。


今はこのくらいのことしかできないけれど、ここから出たらきちんと葬儀を上げてあげる。


そう心に誓ったのだった。