「恵里菜、つまんない事言ってないで行こうよ」


すでに準備ができた祐里がそう言って来た。


その表情は少しムッとしている。


あたしは諦めて2段ベッドの階段を下りた。


「1本見るだけだからね」


あたしは2人へ向けてそう釘を刺したのだった。